タイヤの空気圧を、定期的にチェックしよう!

 

トラブル1
空気圧が低いままに乗っているとタイヤがパンクする

 

•リム打ちパンク

段差に乗り上げたときなどにリムと段差との間でチューブをはさみ、チューブが切れてパンクする場合があります。

チューブの2カ所が切れ、ハの字型の穴が開く場合が多いです。

(下写真参照)

 


 

 

 

•チューブが擦れてパンク

タイヤとチューブのすき間ができ、タイヤ内側とチューブが擦れることによってパンクします。

タイヤ内部にチューブの削りカスがつき(写真1)チューブにも削られた跡がつきます。(写真2)

 

 

トラブル2

空気圧が低いまま乗っているとタイヤが損傷する

・タイヤサイドがヒビ割れる

タイヤのサイド部分に集中的に力がかかり、耐えきれなくなったゴムがヒビ割れを起こす場合があります。

最悪の場合タイヤサイドが裂ける可能性もあり、そのままの状態で乗っていると大変危険です。

 

 

•ビート部分が切れる

タイヤとリムと重なる部分が、リムの淵で擦られて摩耗。最悪の場合、ビート部分が切れてしまいます。

ビートはタイヤをリムに固定する役割があります。ゴムの中にはワイヤーやケーブラなどが入っています。

 

 

 

 

タイヤに空気を入れる場合、正しい空気圧を心掛けましょう

タイヤの空気圧は、タイヤに表示された標準空気圧に重填してください。

英式バルブ使用の場合はタイヤゲージで空気圧を測定できません。またタイヤゲージ付きポンプでは測定値が低く表示されるため、標準空気圧の重填目安として自転車に乗ったときにタイヤ接地面が9〜10センチになるように重填してください。


2週間に一度、少なくとも1ヶ月に一度は、タイヤに空気を入れましょう。それだけで、パンクタイヤの損傷といったトラブルは大幅に減ります。また走りも軽くなり、タイヤも長持ちします。

 

 

気持ち良さ安心まで膨らむ、定期的な空気入れ習慣。

 

 

自転車のタイヤにきちんと空気が入っていると、ペダリングが軽くなりスムーズでなめらかな走行を楽しめます。

 

空気が入ってないとペダルが重く感じ、進みも遅くしまうことに‥‥。

気づかないうちに不快の原因になるタイヤの空気、定期的に入れる習慣に変えて、いつでも気持ちの良い乗り味を楽しみましょう。

 

空気を入れるバルブには主に3タイプあり、自転車の種類によって使い分けています。

軽快車に使われているのは英式でもっとも馴染みのある形状。

そして一部のスポーツバイクに使われている米式スポーツバイクに多い

仏式とそれぞれ使用する空気入れは異なります。

 

 

空気を適切に入れておくことで自転車をこぐときの路面抵抗が少なくなり、疲れにくくなるというメリットも。

しかしパンパンに入れすぎてしまうと衝撃を吸収する力が弱まり、乗り心地の悪さや滑りやすさにつながるため注意が必要です。

 

空気を入れるときはタイヤの側面に書かれている適性空気圧を参考に、タイヤのキズやヒビをチェックしながら行うことがおすすめ。自転車に乗る頻度に応じて定期的に空気を入れ、安心もいっぱいに膨らませておきましょう。